握って工作しやすい形となっています。全体に風化しておりどれだけの年代を経ているかなど不明です。新しいカケも発見当時からあります。古代人の握り鎚？出土した状態です。写真がすべてですのでよくご覧になってご購入ください。めったに出ない出土です。画像5枚目の作用面と思われる底面にはほとんど使用痕がありません。3枚目の左下に落とし欠けはあるものの微かな線状の痕跡を残すのみで過大な作用をしたようには思えません。使用痕のない握り槌は稀にあり、自然石か人が手にとったものか悩まされるところです。背景に遺跡がありしかも旧石器時代ならなおさらのことそれがない場合は架空の産物ともなりかねません。しかし未だ発見されていない古代人のいた上に立っている場合もありますし、いくつか所有していますが全てにおいて握りやすく作られています。中には漬物石くらいのものもあり、自ら手で握って感じるより他にありません。それが基本となるものです。見解としては平面で藁を打つような木の実を砕くような作業、肉の鞣し用ではないかと考えれます。使用痕のない握り槌…これは考えるところ恐ろしいもので獣を打撃したとすれば使用痕はつきません。完成間近で獣に襲われたとした場合使うすべもなくそのままになります。この時代にはよくあったことのようです。注目すべきことは、風化具合から見て時代が2段になっています。先の旧石器時代のものを拾ってきて後の時代でまた加工している痕跡らしいものがあります。写真10枚目の裏側と９枚目上側は同じ新しい面参照。出土地　→香川県金山　サヌカイト

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奈良県立橿原考古学研究所附属博物館［常設展示案内／旧石器時代］

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奈良県立橿原考古学研究所附属博物館［大和の遺跡／旧石器時代・縄文時代］

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